日本時間2月6日午前10時17分トルコ共和国の南東部カフラマンマラシュ県付近を震源とする地震により甚大な被害が発生しました。日本政府はトルコ共和国政府からの要請に基づき、国際緊急援助隊・医療チームの派遣を決定し、本学 林秀樹教授(地域医療実践薬学研究室)が1次隊の薬剤師隊員として派遣されました。
活動報告の様子はNHKにて放送されました:https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230330/3080010997.html
また、岐阜新聞でも取り上げられました:https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/214781
- 経緯
我が国は、今般のトルコ南東部を震源とする地震の発生直後から国際緊急援助隊を派遣してきており、そのうち医療チームについては、2月10日から、順次、一次隊を派遣し、同月16日以降、被害が深刻なガジアンテップ県オーゼリ市に設営したテント型野外病院において、現地の医療機関とも連携しつつ、これまでに現地被災者及び住民等のべ約2,000人への診療活動を行ってきました。
- 岐阜薬科大学教員の派遣
岐阜市は独立行政法人国際協力機構と、国際緊急援助嘱託の委嘱等に関する覚書を締結しており、今回のトルコ地震に対する国際緊急援助隊・医療チーム1次隊の薬剤師として林秀樹教授(地域医療実践薬学研究室)が派遣されました。
- 活動内容
林教授は、2月14日に出国し、現地で国際緊急援助隊・医療チーム1次隊の薬剤師として、診療サイトの設営、医薬品等の管理、医師の処方支援、診療サイトで使用する水の供給・衛生管理などの専門的な業務を行い、3月1日に帰国しました。
写真(左上から):診療サイト全景、現地薬局での調査、浄水プラントの衛生管理、麻薬管理、子供たちとの交流、現地の方からのメッセージ
写真提供:国際協力機構(JICA)
このたびの地震により被害を受けられた方に対しまして、心よりお見舞い申し上げますと共に、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。岐阜薬科大学では、今回の経験を生かして、地域医療・災害医療に貢献できる薬剤師・薬学研究者の育成に努めてまいります。
Türkiye'ye acil şifalar diliyoruz. Bu zor dönemden geçen Türkiye halkının her zaman yanında olacağız. Gifu Eczacılık Üniversitesi, afet tıbbına katkıda bulunabilecek eczacılar ve eczacılık araştırmacıları yetiştirecektir.