2023年3月に行われた日本薬学会 第143回年会にて、本学の薬局薬学研究室 井口教授、玉木助教らのグループが、住民の近くに薬局があるか調べた研究、「住民の近くに薬局はあるのか?-GIS地域メッシュ統計を用いたアクセス性の偏りの検討-を発表しました。この研究成果が (株)じほうの「PHARMACY NEWSBREAK」にて紹介されました。

[PHARMACY NEWSBREAK] 高齢者の1割強が徒歩圏内に「薬局なし」 岐阜薬科大調査、アクセス性に偏り「求められる住民目線」
https://pnb.jiho.jp/article/229378

本研究により示された、
(1) 全国各地で暮らす高齢者(65歳以上)のうち 1割強は徒歩圏内に薬局がないこと、
(2) 都道府県によっては 3割程度が徒歩圏外の県もあること、
(3) 高齢者の割合が高い地域ほどアクセス性が悪い傾向があること、
(4) 人口あたりの薬局数が多くてもアクセス性とは関係がないこと
などの結果が記事にて紹介されています。

岐阜薬科大学 薬局薬学研究室を中心とした研究グループでは、今後も薬局薬剤師や薬局が、国民の健康に貢献できる環境を作るのに役立つ研究を行い、発表していくことを目指していきます。



[日本薬学会 第143回年会 学会発表] 住民の近くに薬局はあるのか?-GIS地域メッシュ統計を用いたアクセス性の偏りの検討-
https://confit.atlas.jp/guide/event/pharm143/subject/26PS2-am-04/detail?lang=ja