内閣官房が事務局である「規制のサンドボックス制度」に基づき、本学申請の実証計画「災害対策医薬品供給車両を用いた過疎地域における調剤モデルに関する実証」(担当:地域医療実践薬学研究室 林秀樹教授)が、主務大臣である厚生労働大臣により認定されました。
これにより、10月から本学附属薬局が、薬局のない医療過疎地域に出向き、出張調剤を実施します。
- 場所:伊自良北診療所の近隣駐車場(岐阜県山県市北伊自良地区)
- 日時:週2日、各日1時間(診療所の診察日時と同じ)
モバイルファーマシー(災害対策医療品供給車両) | 伊自良北診療所(岐阜県山県市北伊自良地区) |
岐阜県山県市北伊自良地区では、診療所の近隣に処方せん調剤を行う薬局が存在しないため、医薬分業のメリットを住民が享受することが困難 |
モバイルファーマシー(災害対策医療品供給車両)を平時に活用する日本初の試み
災害対策医療品供給車両モバイルファーマシーは、法規制により平時の医療には利用できません。そこで、「規制のサンドボックス制度」を活用し、平時におけるモバイルファーマシーの有用性を明らかにする実証実験を実施いたします。この実証実験により、モバイルファーマシーの全国的な導入に弾みがつき、過疎地域や災害時の医療体制の充実・強化が進むものと期待されます。
報道発表
- 「規制のサンドボックス制度」(新技術等実証制度)に基づく実証計画(2案件)の認定について(令和4年8月30日 内閣官房)
- 産業競争力強化法に基づく「新技術等実証計画」の認定について(令和4年8月30日 厚生労働省)
- 岐阜新聞.pdf
- プレスリリース
- 20220902中日新聞.pdf
- 20220905薬事日報社.pdf
- 20220906読売新聞.pdf
- 20220913朝日新聞.pdf