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アケビ
Akebia quinata アケビ科(Lardizabalaceae)
東アジア原産のつる性の落葉樹.日本,中国,韓国の落葉樹林などに近縁種のミツバアケビ(Akebia trifoliata)とその交配種(ゴヨウアケビ・Akebia × pentaphylla)とともに分布し,和名は「開け実」(果実が熟すと裂ける)に由来する.つる性の茎は消炎,利尿,清熱,通経作用がある日本薬局方収載生薬【モクツウ,木通】.古くから食用(果実・若芽)や工芸(つる性の茎)にも利用されてきた.
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アミガサユリ
Fritillaria thunbergii ユリ科(Liliaceae)
中国原産の多年草植物.和名は花被片(淡緑色)内面の紫色の網目に由来する.二枚貝のような形状の鱗茎は,貝母と呼ばれ,鎮咳,去痰,排膿薬として利用される日本薬局方収載生薬【バイモ,貝母】.中枢麻痺作用があるアルカロイドを含むので注意が必要.観賞用に栽培される.
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イカリソウ
Epimedium grandiflorum var. thunbergianum メギ科(Berberidaceae)
日本固有種の多年草で,和名は発達した距がある錨型の花に由来する.3つ分かれた枝に小葉を3枚ずつつけるため「三枝九葉草」の別名をもち,同属植物は北半球の温帯に40種以上が確認されている.地上部は民間療法で補精・強壮薬として利用される一方で,ホザキノイカリソウ(E. sagittatum)等とともに日本薬局方収載生薬【インヨウカク,淫羊霍】.
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セリバオウレン
Coptis japonica var. major キンポウゲ科(Ranunculaceae)
日本固有種の常緑多年草.和名は根茎の断面が黄色で節が連なる黄連の仲間で,葉がセリに似ることに由来.根茎は非常に苦く,民間療法で苦味健胃薬や下痢止めに利用される一方で,漢方処方に配合される日本薬局方収載生薬【オウレン,黄連】.『らんまん』の放映で,同属のバイカオウレンが有名になったが,こちらは薬用とはしない.
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カタクリ
Erythronium japonicum ユリ科(Liliaceae)
日本原産といわれ,朝鮮半島,サハリンなどにも分布する多年草.鱗茎から採取されるデンプン(片栗粉)は江戸幕府への献上品だったが,現在ではバレイショデンプンがその名を引き継いでする.早春に咲く花は,ギフ蝶の蜜源となっている.
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サンシュユ
Cornus officinalis ミズキ科(Cornaceae)
中国,朝鮮半島に分布する落葉広葉樹で,薬用として渡来.現在は庭木として栽培されている.果肉は日本薬局方収載生薬【サンシュユ,山茱萸】で,強壮作用があり,頻尿,寝汗,足腰の痛み,疲労などに用いる.
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シキミ
Illicium anisatum シキミ科(Illiciaceae)・マツブサ科(Schisandraceae)
日本に自生する常緑小高木.果実は植物で唯一毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている有毒植物.同属には香辛料や生薬として利用されるトウシキミ(I. verum)があり,混同しないように注意が必要.
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ボタン
Paeonia suffruticosa ボタン科( Paeoniaceae)
中国原産で,観賞用として日本各地でも栽培されている落葉低木.観賞用栽培では,同属で草本植物のシャクヤクが台木に利用される.根の皮は日本薬局方収載生薬【ボタンピ,牡丹皮】で,消炎・鎮静・鎮痛・駆瘀血(くおけつ)作用があり,漢方処方に配合される.
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レンギョウ
Forsythia suspensa モクセイ科(Oleaceae)
中国原産で,庭木として日本各地でも栽培されている落葉低木.柱頭が雄蕊よりも長いタイプと短いタイプの花があるがいずれも両性花と思われる.果実は日本薬局方収載生薬【レンギョウ,連翹】で,解毒,消炎作用があり,腫れ物,にきびなどの化膿性疾患に利用される.
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カミツレ
Matricaria chamomilla キク科(Asteraceae・Compositae)
ヨーロッパ原産の越年草で,薬用として世界各地で栽培される.カモミールとも呼ばれるが,ローマカミツレとは別種.頭花は日本薬局方外生薬規格収載生薬【カミツレ】で,咳止めとして知られるアズレンを含み,民間療法では風邪の初期や下痢,浴用剤として用いられる.
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