研究教育成果
生体機能解析学大講座 薬効解析学研究室 久世祥己助教(研究当時:東京大学医科学研究所 特任研究員)が参画する東京大学医科学研究所再生医学分野の谷水直樹准教授、谷口英樹教授らの研究グループは、ヒトiPS細胞を用いて作製した従来よりも太いヒトiPS細胞由来の人工血管とヒトiPS細胞由来の未熟な肝臓組織を3次元的に共培養することで、内部に胆管構造を有する新たな肝臓オルガノイド: Blood vessel incorporated liver organoid (BVLO) の開発に成功しました。
本研究成果は2024年8月28日、英国科学雑誌「Nature Communications」オンライン版に掲載されました。
東京大学医科学研究所プレスリリース
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00296.html
論文情報
- 雑誌名:Nature Communications
- 論文名:Generation of human iPSC-derived 3D bile duct within liver organoid by incorporating human iPSC-derived blood vessel
- 著者:Carolina E., Kuse Y., Okumura A., Aoshima K., Tadokoro T., Matsumoto S., Kanai E., Okumura T., Kasai T., Yamabe S., Nishikawa Y., Yamaguchi K., Furukawa Y., Tanimizu N., Taniguchi H.
- 論文URL: https://www.nature.com/articles/s41467-024-51487-3
- DOI番号:1038/s41467-024-51487-3