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稲垣司名誉教授は本学在学中に取り組んだ公害汚染への問題意識から環境を学び研究する道へ進まれ、愛知県に入庁後は大気・水質・土壌等、様々な分野の環境対策に奔走され、技術職出身で初めて環境部長、副知事を歴任されました。

平成27年4月に本学の学長に就任後は、全国17の薬学系国公立大学に先駆けて新6年制薬学部への移行や周辺地域の「ライフサイエンス拠点」形成を併せたキャンパスの整備・統合計画、更なる研究推進のため民間企業からの支援を受け5つの寄附講座の開設やSDGsの目標である「誰一人取り残さない教育」を推進するための学生支援体制の整備など数々の大学改革、教育・研究支援を進めてこられました。

また、社会活動として、専門の環境政策論を活かし10数余年に亘り中央環境審議会の委員として大気、水質、土壌、地下水等に係る炭化水素類、石綿、ダイオキシン類、水銀等の規制基準の策定に携わってこられました。

さらに、岐阜県、愛知県内の各地において中学生、高校生、一般市民を対象に環境保全に関する問題点や取組内容等についてわかりやくす講演するなど、我が国の環境保全活動に多いに貢献されております。

【新聞報道】

  • 「第72回岐阜新聞大賞」決まる  (岐阜新聞(令和4年1月10日))
  • 輝く功績②[第72回岐阜新聞大賞受賞者(教育部門)]環境対策、先駆的に着手  (岐阜新聞(令和4年1月28日))
  • 古里に光 功績刻む「6氏に岐阜新聞大賞」  (岐阜新聞(令和4年2月6日))