岐阜薬科大学 地域医療実践薬学研究室(林秀樹教授)は、921日(火)、岐阜ファミリーパークでモバイルファーマシー(災害対策移動薬局車両)への医薬品等の輸送におけるドローンと情報共有システムの有用性を検証する公開実証実験を行いました。

朝日新聞、毎日新聞、中日新聞、岐阜新聞、薬事日報、NHK、岐阜放送の各社に取材していただきました。 

 大規模災害の被災地で活動する「モバイルファーマシー(災害対策移動薬局車両)」へ医薬品等を迅速に供給するため、無人航空機ドローンを活用できるかどうか検証しました。あわせて、薬剤搬送中のドローンの監視や確実な薬剤の受け渡しを記録するため、インターネットを利用した地図付き映像共有システム「Hec-Eye」の有用性も確認しました。

  

「美濃地方を震源としたマグニチュード8の濃尾地震と同規模の大地震が発生」、「岐阜市内に避難所が開設され、岐阜、静岡、三重の3県のモバイルファーマシーが活動中」、「道路破損や渋滞等により陸路による医薬品供給は困難」、「モバイルファーマシーで必要な医薬品を他のモバイルファーマシーから借りることができれば、被災者へ迅速な医療支援が可能」との想定で実験を行いました。

 実際に、岐阜、静岡、三重の3台のモバイルファーマシーを500m~1km離れたお互いに見えない場所に配置し、ドローンによりモバイルファーマシー間で医薬品を輸送しました。Hec-Eyeを用いてインターネットでGPS情報と医薬品の受け渡し記録の確認を行いました。

 

研究代表者:

岐阜薬科大学 地域医療実践薬学研究室

共同研究者:

株式会社リアルグローブ

研究協力者:

一般社団法人岐阜県薬剤師会

公益社団法人静岡県薬剤師会

一般社団法人三重県薬剤師会

一般社団法人愛知県薬剤師会

株式会社T&T

E.F.E株式会社

一般社団法人救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会

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※本実証実験は、文部科学省・持続的な産学共同人材育成システム構築事業「進化型実務家教員養成プログラムTraining for Emerging Educators and PractitionersTEEP」の一環として実施しました。本実証実験の内容は、TEEPの授業において再現性を確認します。TEEPについての詳細はホームページ(https://teep-consortium.jp/)をご覧ください。