OB・OG VOICE
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OB・OG VOICE
星 真奈美 さん |
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卒業年度 |
2019年度 |
勤務先 |
東北大学病院 臨床研究推進センター |
職種 |
医薬品・医療機器開発 |
メッセージ |
研究室では忙しいながらも楽しく3年間を過ごすことができました。自身で研究をしていく中で、アカデミア発の医薬品・医療機器を実用に繋げることができるような仕事に就きたいと思い、現在の職場を選びました。 今はARO※で医薬品、医療機器、体外診断用医薬品の開発に携わっています。開発の初期段階のシーズでは、研究開発方針について先生方と議論を重ね、必要な研究内容の確認、連携企業の探索を行い、治験や臨床研究を実施するようなシーズでは、治験プロトコルや保険戦略等を練り、医薬品医療機器総合機構(PMDA)とも考えを擦り合せながら、試験内容を確定し、試験開始後は事務局として実施施設との調整業務等を行っています。 医薬品、医療機器開発の様々な段階(非臨床~臨床まで)に携わることになりますので、勉強しなければならないことが多く大変な仕事ですが、ここまで幅広い業務を経験できるのは他にない職場だと思っていますので、興味がある方はぜひCRIETOで検索してみてください(URL: https://www.crieto.hosp.tohoku.ac.jp/)。 ※ARO:Academic Research Organizationの略。研究機関や医療機関等を有する大学等がその機能を活用して、医薬品開発等を含め、臨床研究・非臨床研究を支援する組織をいう。 大学生のうちはいろいろなことに興味を持って経験していただいた方がいいと思います。どうしても社会人になってしまうと時間的にもいろいろな制限がかかってしまいます。研究だったりバイトだったり旅行だったり、興味を持ったことに積極的に取り組み、どんどん経験を積み、知識を増やしていってください。 また、研究室で過ごす3年間は卒業後の進路を決めるためにも大切な時間です。私は生化学研究室に入り、研究に取り組んだからこそ自身の就きたい仕事が定まりました。また、研究室の先生方に相談できたことも大きかったです。在学生のみなさんも、研究、勉強を通して自分が将来どんな仕事に就きたいのかを考え、先生方や幅広い分野で働いているOB・OGの方の話も聞きながら進路を決めていただければと思います。 |
荒井 裕貴 さん |
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卒業年度 |
2014年度(薬学科63回卒) |
勤務先 |
株式会社ユニバーサルコーポレーション |
職種 |
薬局薬剤師 |
メッセージ |
○研究室生活と進路選択について 私が生化学研究室を志望したのは、かねてより研究に興味があり、当時の先輩から、研究がしっかりできて自分の時間もとれる、という話を聞いたためでした。研究室への配属後は、様々な実験に打ち込み、研究の面白さを改めて実感しました。また、学会発表や論文執筆などの経験は、社会に出てからの仕事上の資料作成や人前での発表などに活きており、とても有意義な研究室生活だったと思います。実務実習に出る前は、研究者になりたいという漠然とした思いもありましたが、5年次の病院・薬局実習を通じて、薬剤師として働くことに対して魅力を感じるようにもなりました。そんな中、会社の見学機会をいただいたことが契機となり、社内の薬学生奨学金制度を利用する形で、現在の会社への就職が決まりました。 ○現在の仕事内容 現在私は、下呂市内の薬局に勤務しています。面分業の店舗で、様々な医療機関の処方を応需するため、幅広い知識が必要になり、日々の勉強の重要性を感じています。在宅訪問をはじめとした地域医療にも力を入れており、医療資源の少ない地域における中心的な役割を果たすことができる薬局を目指しています。 ○在学生へのメッセージ 研究室での卒業研究と、実習や就活、国家試験に向けた勉強の両立は簡単ではないと思います。一方で、時間のある学生時代でなければできない活動もありますので、(遊びや息抜きも含めて)うまく時間を作って、ぜひ、メリハリのある大学生活を送ってください。 就職先については、就活前の段階ではまだ迷っている方も少なくないと思いますが、先輩方の話を聞いたり、研究室や実習先で様々な体験をしたりする中で、自身の思わぬ可能性に気付くこともあるかもしれません。視野を広くもち、納得のいく就活をしてもらえればと思います。 |