御挨拶 名誉会長
岐阜市公立大学法人理事長・岐阜薬科大学長 原 英彰
本学の現状と未来への展望
教育体制については、2017年度より6年制薬学科に一本化し、創薬・育薬研究者の育成を目指して「医療薬学コース」と「創薬育薬コース」を設置いたしました。研究体制も、基礎から臨床まで幅広く整備し、社会のニーズに応えるべく、民間企業との共同研究講座4、寄附講座7を開設しております (下図)。
さらに、岐阜大学との大学院連合創薬医療情報研究科の共同設置に加え、東海国立大学機構(糖鎖生命コア研究所、COMIT)、藤田医科大学(C-DAM、J-PEAKS)などとの連携を通じて、創薬研究の強化、研究交流、施設・設備の相互利用を推進しております。
本学は、教育・研究・社会貢献を大学活動の三本柱とし、最先端の研究に裏付けられた教育と創薬研究の成果を世界に発信することで、薬剤師・研究者(Pharmacist-scientists)の育成を通じて、次世代を切り拓く強い大学へと発展してまいります。
公立大学法人へ移行したことを契機に、地域のニーズに応じた教育・研究をさらに深化させ、地域発展への貢献を一層強化していく所存です。特に、昨年度は岐阜薬科大学発ベンチャーを5社立ち上げることができました(下図)。
このうちの2社から下記製品が販売されておりますのでご紹介いたします。コスメヘルス(株)が企画・製造した生薬湯と大学飴です。Yahooなどで購入できます。また、(株)ファーマクラフトからは抗老化サプリメントのNMN Premium Blend製品が販売されています。
コスメヘルス㈱
㈱ファーマクラフト
次世代を切り拓く大学へ
本学の本部キャンパスが所在する黒野エリアには、本学の「薬学」と岐阜大学の「医学」「獣医学」「工学」「農学」とが集積し、全国屈指の学術研究拠点を形成しております。また、先述しました通り、2029年度に、三田洞キャンパス(1~3回生が在学)を本部キャンパスの道路を挟んだ西側に新キャンパスとして整備・統合する工事に着工しており、学術研究拠点と連携する「ライフサイエンス拠点」の形成に寄与したいと考えています。下記と次ページの図に事業の概要を示します。
令和7年度 第111回薬剤師国家試験結果
全国トップクラスの実績をあげることができました(下図)。
・ 新卒合格率 93.14% (全国国公立大学 18校中 6位)
・ 実質合格率 (本学新卒卒業生の出願者数に対する合格者数で算出)
93.14% (全国国公私立大学 78校中 6位)
・ 合格者総数 111名 (全国国公立大学 18校中 1位)
以上のように、本学は教育、研究そして地域貢献に対して、学生並びに教職員が一丸となって頑張っております。
新キャンパスは、2028年度内の完成を目指し鋭意努力しているところでございますが、昨今の資材価格の高騰、人件費の高騰等の影響により、建築費が大幅に高騰しており、残念ながら、体育館やグラウンドは現状(三田洞キャンパス)のままで、現時点では移転・整備時期は未定となっております。
つきましては、皆様に度重なるお願いとなり大変恐縮ではございますが、次ページ以降に個人でご支援いただける寄附金に関する資料を掲載しております。何卒、本学の教育、研究、環境の支援にご理解とご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
本学は、1932年に岐阜薬学専門学校として創設され、94年が経ちました。次の100周年に向けて本学を発展させ、優秀な学生を数多く輩出して、薬学界や製薬業界などをリードしてまいりますので、引き続き、皆様には温かいご支援とご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
< 備考 > 同窓会誌(九重)は、これまでは、65歳以上の方々に冊子をお送りしていましたが、今年度からは、60歳以上の方々にお送りしております。
令和8年7月
