論文: Development of a fully automated continuous, integrated production system for all reaction processes of ibuprofen

解熱薬や鎮痛薬として使われる成分の一つであるイブプロフェンは、非常に有用な化合物です。
SDGs達成にむけ持続可能な化学の発展には、効率的な生産プロセスの開発が急務です。
このような課題に対し、この論文ではイブプロフェンをターゲットとした連続生産システムの開発に取り組みました。
この研究により、イブプロフェン合成における反応プロセスの全ての工程を液-液分離装置および高速溶媒留去装置をフローシステム内に組み込み、ロボットにボタンを押させる等の操作を任せることで、高純度イブプロフェンの全自動連続生産が可能であることを明らかにしました。

連続的な生産システムは、製品の品質向上、廃棄物の削減、効率の向上など、バッチシステムに比べていくつかの利点があります。
システムが一貫して純度の高いイブプロフェンを全自動生産できたことは素晴らしいことであり、高純度のイブプロフェンを必要とするアプリケーションには有益です。

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昨年度卒業生の種村学士が頑張って研究を進めてくれた面白い論文なので、ぜひご一読ください。

React. Chem. Eng. 2023, ASAP DOI: 10.1039/D3RE00045A