子ノ原川島記念演習園


本学には,もう一つ高冷地栽培に関した圃場がある.昭和49年に岐阜県高根村(現:高山市)の子ノ原高原に寒地系薬用植物の栽培指導を目的に,岐阜薬科大学指導薬草園が設置された.その後,山林の寄付(33,912㎡)の申し入れがあり,昭和53年に製薬研究所内に子ノ原川島記念演習園が設立し,同時に植物生態学研究施設が設置され,初代の施設長には水野瑞夫助教授(生薬学 併任)が,専任として田中俊弘助手が任に当たったとの記録がある.こちらは大学から150km以上離れており公開は行っていないし,一般学生も訪れることは殆どない.昭和56年には植物生態学研究室に組織変更され,これが薬草園研究室の前身となる.植物生態学研究室では,子ノ原演習園予定地の植生調査,寒地系薬用植物の移植,自然環境保全をテーマとした研究が進められてきた.東側の1/4は自然の植生遷移を観察する目的で一切手を加えない山林区を設けてある.10㎡に区切られた圃場には寒地系薬用植物として国立衛生試験所北海道薬用植物栽培試験場(現,独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター北海道研究部)から分与を頂き共同で栽培研究を実施したこともある.



子の原写真