Message2012
チャレンジし続ける

 日本経済、いや世界の経済は厳しい局面を迎えている。EUや米国の経済不安、円高、消費税問題など色々な課題を抱えている。その中にあって、学生の就職も厳しい状況にある。一人あたり数十社のWEB登録を行い、やっと説明会から面接に漕ぎ着けても、なかなか最後の内定までは辿り着かない、最終面接で落ちることも多々あり、油断できない。誰しも良い会社に入社したいと思っている。良い会社とは、安定していて、名が知られていて、自分がやりたい仕事ができ、給料が良いということである。学生が一つでも多くの内定を取ろうと一生懸命になるのは当然である。本来大学生がやるべきことは大学での研究なのであるのだが、それをさておいて、この就職戦線に出向かざるを得ない。決して誰のせいでもなく、このご時世仕方がないことである。しかしこうして入社できた会社が本当に将来に亘って良い会社なのか、そして、自分にとって良い会社なのかは分からない。
 大切な事は、今「如何に良い会社に入るか、思っている仕事に就けるか」ではなく、入れてもらった会社で「如何に良い仕事をするか」である。たとえ思った会社に入れなくても、縁があって入った会社でゼロからスタートして、そこで頑張ることである。そう考えれば少しは気が楽になり、入れる会社に入ってそこで頑張れば良いと割り切ることができる。
 入社後は色々と苦労をする。苦労をすればするほど、それを乗り切ることができれば、そこでの経験は自分の力(能力)となって身につく。たとえ乗り切ることができなくても、である。苦しい時、辛い時こそ、前に進めるチャンスと考え、どんな逆境でも希望を捨てずに頑張ってほしい。
 誰しも成功したいと思っている。しかし、成功することだけが大切なことではない。成功することより、価値ある人になることの方が大切である。成功することを最終目標とせず、チャレンジし続けてほしい。常に目標を持ち続けてほしい。どんな些細な目標であっても、自分自身のその目標に向かってチャレンジし続けるということに、生きる目的があると思う。チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしない方が恐ろしいことである。マザーテレサの言葉を借りれば、「神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、チャレンジすることを望んでいるだけよ。」である。
 当研究室から巣立っていく学生には、「チャレンジし続ける!」ということを心に刻み、歩み続けて欲しいと願っている。


2012年2月 原 英彰拝

Message2007 へ  Message2008 へ  Message2009 へ  Message2010 へ  Message2011 へ
Message2013 へ
Home へ戻る