Message2011
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる!

 「今まで仕事をしてきた人や事柄を否定しても何も始まらない。困難なことを他人や環境のせいにして、『条件が変われば』とか『環境を変えてくれれば』と言っていたのでは、展望は開けません。変えることができるのは自分だけです。自分の言い方や考え方一つで、相手も、組織も、結果的に変わってくれ、未来もより良く変えることができます。」(高塚 猛氏、元福岡ダイエーホークス社長)。過ぎ去ってしまった過去と他人は変えることはできませんが、心すなわち自分と将来は変えることができます。大切なことは、自分の心をしっかりと持つこと。それはすなわち、自分の目標(夢)を持ち、それを信じて情熱を持って進んでいくことであり、そうすることで明るい未来を切り開くことができるのだと思います。
 「心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。」(ウイリアム・ジェームス)。まさに、自分の人生は自分の心次第であり、それは環境のせいでも、周りの人のせいでもないということです。
 私どもの研究室も力を合わせて、学生の持つ可能性を信じて頑張っています。人から力を借りるためには、自分から人を助けないと誰も助けてはくれません。日本人の良い面である「助け合いの心」が大事です。このように、やっぱり最後はその人の人間的な力が意味を持ってきます。精神的に立派な人間になるために、自分を如何に高めていくか、周りと協調する助け合いの心を持っているか、そして感謝の心を持っているかが問われると思います。当研究室の理念の一つは、治療薬の研究開発です。誰もやっていないこと、新しいことを自ら考えて、考え抜いて、そしてお互いに助け合って、そして人のためになる研究に精を出して結果を出すことを目標にしています。この目標を失わないで前に進んで行きたいと思います。
 最後に若い学生諸君に次の詩を紹介したいと思います。「生きるとは」(芳村思風氏)
人間において生きるとは、ただ単に生き永らえる事ではない。人間において生きるとは、何のためにこの命を使うか、この命をどう生かすかということである。命を生かすとは、何かに命をかけるということである。だから生きるとは命をかけるということだ。命の最高のよろこびは、命をかけても惜しくない程の対象と出会うことにある。その時こそ、命は最も充実した生のよろこびを味わい、激しくも美しく燃え上がるのである。君は何に命をかけるか。君は何のためなら死ぬことができるか。この問いに答えることが、生きるということであり、この問いに答えることが、人生である。


2011年2月 原 英彰拝

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