症例の解説

緑内障とはどんな病気なの?

 緑内障は眼圧の上昇や眼の循環障害により視神経障害が生じる疾患であり、通常は眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる。 主に眼圧上昇または視神経障害の原因を他の疾患に求めることのできない原発緑内障、他の眼疾患や全身疾患あるいは薬物使用が原因となって眼圧上昇が生じる続発緑内障、胎生期の隅角発育異常により眼圧上昇を来す発達緑内障の3病型に分類される。原発緑内障および続発緑内障は隅角の状態によりさらに開放隅角緑内障および閉塞隅角緑内障に分類される。

病因

眼圧の上昇や眼の循環障害

症状

原発開放隅角緑内障では一過性の眼精疲労、眼痛が見られるが、初期症状は乏しい。原発閉塞隅角緑内障は房水の流出障害以外にも心身疲労や感情の起伏などで生じ、急性の眼痛に加えて頭痛、悪心・嘔吐を伴い視力低下が生じる。

患者数 40歳以上の17.3人に1人という報告がある。約70%は開放隅角緑内障であり、そのうち9割以上は正常な眼圧である。
治療 緑内障に対するエビデンスに基づいた唯一確実な治療法は眼圧を下降することである。 眼圧上昇の原因が治療可能であれば,眼圧下降治療とともに原因に対する治療が必要であり、原発閉塞隅角緑内障など瞳孔ブロックが眼圧上昇の原因である緑内障に対する虹彩切開、ぶどう膜炎に伴う緑内障に対する消炎治療,血管新生緑内障に対する網膜光凝固などがある。

緑内障のPOINT!!

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