SOAP形式で記述した例

1 吸入薬の使用方法
S) 吸入の薬は初めてなので家でうまく吸わせられるか心配です。
O) インフルエンザA型
Rp. イナビル吸入粉末剤20㎎ 1キット
A)

イナビルは単回吸入の為、家での吸入ではなくその場で吸入指導し適切に吸入できるようにする必要があると判断。

P) Ep) イナビルの吸入指導を行った。
Ep) イナビルは抗インフルエンザ薬であり、因果関係は不明ではあるが異常行動の発現の恐れがあるため、少なくとも2日間は目を離さないよう説明を行った。
Op) 次回来局時、副作用の有無を確認する。

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2 解熱薬の使用量
S) 名前は忘れてしまったのですが、以前に頂いた坐薬の解熱薬がまだあるのですが、それを使用してもいいですか?
O) 今朝39.3
Rp. カロナール細粒20%
A)

解熱薬は頓用の薬であり、以前の薬では用量不足の可能性がある。また、インフルエンザに伴う発熱に対し、解熱薬としてアセトアミノフェンが適切とされており、以前の薬が適切か不明である。

P) Ep) 以前の薬は使用せず、今回処方された薬を使用するように指導した。
Op) 次回正しい知識が身につき、使用できたか確認する。
3 解熱薬の使用方法
S) 解熱薬は熱が何度以上あった時に飲ませたら良いんでしたっけ?
O)
今朝39.3
Rp.

カロナール細粒20%

A) 解熱薬はむやみに使用せず、状態によって使用の判断をする必要がある。
母親は解熱薬の使用について、体温のみで判断し使用する可能性がある。
P) Ep) 一般的な解熱薬使用目安の体温を説明し、使用には状態も確認する必要が
あることを指導した。
Op) 次回正しい知識が身につき、使用できたか確認する。

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