背景

 66歳女性。1年前にパーキンソン病と診断され、以下の処方で治療してきた。最近、薬の効果持続時間が短いと感じている様子。

薬剤師: こんにちは。体調はいかがですか?
患者: 最近、薬が効きにくくなってきました。じっとしていると手が震えることが多いです。
薬剤師: 震えが起こりやすい時間帯はありますか?
患者: 薬を飲んで少し経つとおさまります。でもしばらくするとまた震えてきて…。次の薬を飲む時間までもたないんです。
薬剤師: それはおつらいですね。震え以外に気になる症状はありませんか?
患者: 腕や足を動かしづらく感じることがあります。転ぶのも怖いので椅子に座ってじっとしていることが多くなりました。
薬剤師: 転ぶのは怖いですね。しかし、適度な運動で筋肉をほぐすことは症状改善のために大事ですよ。手すりにつかまりながら椅子から立ち上がる・座るを繰り返してみるのはいかがですか?
患者: それなら出来そうです。さっそく今日やってみます。
薬剤師: 朝と夜に布団の上でストレッチをするのも効果的です。背筋を伸ばしたり、あおむけで身体をゆっくり左右にひねったりすると良いです。
患者: わかりました。ありがとうございます。
薬剤師: 怪我に気を付けてゆっくり行ってくださいね。ほかに気になることはごさいますか?
患者: 特にないです。また何かあれば相談します。
薬剤師: いつでもご連絡ください。
患者: ありがとうございます。
薬剤師: お大事にしてください。

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処方
RP.1 ネオドパストン配合錠L100 1回1錠 1回1錠(1日3錠)
トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「アメル」  1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 30日分

薬剤師による服薬指導時の会話