注射
  CDDP+VNR療法
処方
RP.1 ロキソニン錠60mg 1回1錠(1日3錠)

1日3回 朝・昼・夕食後

RP.2 カロナール錠300mg 1回3錠(1日9錠)
1日3回 朝・昼・夕食後

2週間前より

RP.3 リリカカプセル25mg 1回1カプセル(1日2カプセル)
1日2回 朝・夕食後

薬剤師による服薬指導時の会話

薬剤師: 吐き気や下痢等の症状は大丈夫ですか?
患者: そのような症状は特にないね。
薬剤師: わかりました。今後の注意点として、免疫力が低下し、風邪などを引きやすくなることがあるので、外出するときはマスクを着用し、手洗い、うがいをこまめに行うようにしてください。 また、血が止まりにくくなることもあるため、転んだり強くぶつけたりしないように注意してください。
患者: はい、わかりました。
薬剤師: 他に気になることや確認したいことはございますか?
患者: そうだね、痛み止めを飲んでいるのに肩の痛みは続いているね。
薬剤師: 肩の痛みが続いているのですね?お薬の残りを確認させていただいてもよろしいでしょうか?
患者: かまいませんよ。
薬剤師: お薬はきちんと飲まれていますね。では、どのような痛みか教えていただけますか?
患者: 肩からひじにかけて痛むね。
薬剤師: 肩からひじにかけて痛むのですね。 しびれる感じとかはありますか?
患者: はい、あります。
薬剤師: そうなのですね。わかりました。それではお薬について担当医と相談してみますので、しばらくお待ちください。
患者: はい、よろしくお願いします。
→患者さんの疼痛緩和のため、担当医へ処方提案を行う。

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背景

67歳男性。肺がんで内科病棟に入院しており、CDDP+VNR療法を実施中である(現在1クール目の11日目)。また、疼痛緩和療法として以下の内服薬が処方された。今回、左肩の疼痛が続いており、相談を受けた。なお、カルテより食事の摂取は通常通り、臨床検査値として、eGFRは52.5L//1.73�u(年齢、血清Cr値等による補正eGFR:45.3L//1.73�u)、赤血球:435×10L、白血球:4,200L、血小板:15.4×104Lであった。