最古の薬科大学 ~歴史と伝統 ②三田洞(みたほら)

さらに、めざましい科学の進展に即応し、研究、教育の発展に寄与するため、昭和39年7月に規模を倍増した近代的な学舎の新築に着工し、昭和40年9月には、三田洞(現在、三田洞キャンパス)に移転し、名実共に薬学教育の殿堂となりました。昭和52年8月に乗鞍山麓子ノ原高原の一部(33,912平方米)を篤志家からの寄附を受け、寒冷地系薬草栽培の研究のための子ノ原川島記念演習園を開設しました。以来、本学附属薬草園と共に多くの薬草が育てられ、教育及び研究に寄与しています。昭和57年9月、本学創立50周年を記念して教育研究総合センターを建設し、昭和58年度から大学院に医療薬学コースを開設しました。

学生の心身の健康と体力の向上をめざし、平成元年3月トレーニングルームを併設した鳳川会館(体育館)を建設し、さらに、平成2年10月、薬学教育の将来を見通し、バイオテクノロジーに係る基礎研究並びに応用研究を推進するための生物薬学研究所を設立しました。本研究所では本学学生の教育はもちろん企業等からの研究生受入れを行い、先端技術産業、医・薬関連企業等の試験、研究、開発部門等において常にリーダーとして、21世紀を担いうる人材育成を行ってきました。

また、国際会議や共同研究に関する海外との交流も盛んで、昭和57年10月中国薬科大学と姉妹校の盟約が結ばれてから、浙江大学(中国)、フィレンツェ大学(イタリア)、シンシナティ大学(アメリカ)、 フロリダ大学(アメリカ)、瀋陽薬科大学(中国)、サラマンカ大学(スペイン)、カンピナース大学(ブラジル)、シラパコーン大学(タイ)など次々と学術交流を行い国際化を強化してきました。

さらに医薬分業が進むなか、質の高い薬剤師の養成を目指し、学生の実務研修の場とするほか、リカレント教育の場として利用するため、全国の薬学部・薬科大学に先駆けて平成10年9月に附属薬局を開局しました。平成16年には岐阜大学病院の移転に伴い、附属薬局も柳戸地区に移設しました。平成18年度からは、新しい教育制度の改革に伴い、薬学科(6年制)と薬科学科(4年制)を併設し、本学における教育・研究・地域貢献の基礎となる薬学は「グリーンファーマシー」として更なる発展を続けてます。さらに、平成18年から附属薬局内に育薬研究センターを設置し、新しい薬学教育・研究の拠点としました。また、連合大学院、岐阜先端創薬研究センターの設立などによる岐阜大学との連携強化、学舎の岐阜大学医学部敷地内(柳戸地区)への一部移転計画などによって岐阜大学と強力な連携・連合体制を組み、地域に生き、世界に羽ばたく大学として活動しています。本学卒業生及び修了生は、創立以来、平成26年3月末(平成25年度末)現在では、延22,441名(薬専2,448名、大学11,990名、大学院8,003名)を送り出し、学界ならびに薬業界、化学工業界等産業界を始め病院、衛生行政、薬局等保健衛生面に活躍し、各界から本学の真価は大いに認められ、今日に至っています。

沿革

最古の薬科大学 ~歴史と伝統 ①九重(ここのえ)